1.19.2021

妊娠とジェモセラピー ~エルビオリスの「メノリス」の使い方にご注意!~


こんにちは。

エルビオリスの人気フィト+ジェモ製品、『メノリス - Menolys』が、

「どの女性にも適している」と、日本は紹介されているようですが、

実は、ジェモセラピー本場のフランスでは、

閉経の不快な症状をサポートするために使われ、

すべての女性に適しているジェモレメディではありません...。


メノリスには、卵巣機能に対して内分泌作用を有し、

女性ホルモンであるエルトロゲンプロゲステロンの間の不均衡を調節するのに役立つ

「コケモモ」「ヨーロッパキイチゴ(ラズベリー)」の新芽が利用され、

女性の様々なホルモン障害を落ち着かせるのに役立ちますが、

同時に含まれている他の薬草には、閉経期のトラブルを管理する効能を持つ種類

「メリロート」「ハゴロモグサ」「セイヨウニンジンボク」が選ばれています。


フランスでは、手に入るジェモレメディの種類がかなり多く、

症状別に合わせたジェモの選択ができるのですが、

日本で出回っているのはほんの少しだけで、

ピンポイントで紹介されているものが少ないので、

このようなことが起こるのだと思います。


薬に頼らず、出来るだけ自然なアプローチで体調を改善したい、

という方も多いと思いますので、間違った使い方がないように、

こちらの記事をご紹介させていただきます。

参考になりましたら幸いです!


実際には、この「メノリス」で管理する主な症状は、日本ではあまり知られていませんが、

以下の通りとなっています:

 ・ホットフラッシュ

 ・夜間中の汗

 ・骨密度の低下

 ・片頭痛

 ・その他、閉経前および閉経中の不快な症状


と、閉経期の女性に合わせて調合された内容となっています。


メノリスに使われている「コケモモ - (仏語)Airelle rouge」と、

                         

「ヨーロッパキイチゴ - (仏語)Framboisier」の新芽は、



女性の生殖システムを強化し卵巣の機能を調整し、生殖能力を改善するのに役立ち、

妊娠を目的とする場合には、単体での使用にはよいのですが、

同時に含まれている「メリロート」「ハゴロモグサ」「セイヨウニンジンボク」

などの植物は、欧州のハーブ医学における伝統的な使用では、

閉経期のサポートに集中したものばかり。



例えば、この3種類の薬草は、

•不安

• ほてり

•尿路感染症

•不眠症

• 高血圧

•片頭痛

• 緊張感

•消化管の痙攣

•閉経障害(頭痛、ホットフラッシュ、性欲減退など)

•痙攣性咳

•めまい

これらの症状に対する用途が、フランスの薬局方に登録されています。

閉経期に役立つこの「メノリス」は、すべての女性に適したものではないのです...。


先日、ある妊娠を希望されている女性の方から、お問合せをいただきました。

(詳しいご症状をお伺いした上でのカウンセリングをさせていただきましたが、

詳細は伏せさせていただきますね。)

日本のあるお店で、この「メノリス」を勧められて飲み始めているそうですが、

本当にこのまま飲み続けていいのだろうか、、、と症状から不安に思われて、

ご相談いただいたわけですが、その疑問が正しかったです!


実は、「メノリス」にブレンドされている植物が、今後妊娠を希望している女性には妨げになるということは、あまり知られていないと思います。

将来妊娠したい方、これから準備をされたいと思われている方には、

継続はおすすめではありません。


また、「コケモモ」、「キイチゴ(ラズベリー)」は、エルトロゲン性植物ホルモン

保持していますので、妊娠中、授乳中の方は使用なさらないでください


それでは、閉経期前の女性、主に、妊娠を希望している方、

生理で悩んでいる方などは、どのようなジェモがおすすめか、

ご紹介いたしますね♪


<妊娠したい方のためのジェモの飲み方>

今後、妊娠を望むのであれば、よりピンポイントな植物療法のアプローチを行う

必要があります!

以下は、妊娠したい方、女子力アップしたい方、月経困難症、生理不順がある方にも

お勧めですので、よかったら試してみてください。


先ず、

①「コケモモ」と、「キイチゴ」を単体で摂る


ラズベリーと、コケモモは、生理が始まってから14日目から、
次の生理が来る前の期間に、毎日朝晩10~15滴ずつ摂ります。

これを最低2~3ヶ月続けることをお勧めいたします。

こちらは妊娠できるまで、続けていただいても大丈夫です。


※妊娠したら、使用をお止めくださいね。
 産後の疲労におすすめ、という情報を見かけましたが、基本的に産後は授乳期間がありますので、すぐに摂取するのは危険です。


生理不順の改善を目的としている場合は、症状がよくなっても、続けることが推奨されています。



②同時に、体内のデトックスをする!


「ローズマリー」や「クルミ」を、摂取します。

(飲み方はそれぞれのメーカー説明を参照)


3週間飲み続けて、1週間休むを1クールとし、最低3ヶ月は続けます。

そして、デトックスができたと思われたら、いったんデトックス用のジェモを中止。


そして次は、

③妊娠が可能となるように、体を最適な状態に持っていってあげる

事に特化したケアを行います。

亜鉛、セレン、ヨウ素、ビタミンE、Bなど、ビタミンやミネラルの摂取をします。

この間も、ラズベリーとコケモモは上記の方法で摂取し続けます。


このステップで、快適な健康状態を保てるように心掛けます。


そして、同時に大切なのが、、、

日々妊娠の大きな妨げとなるストレスを出来るだけ避けて、
軽い運動を生活に取り入れるなどして、
精神バランスをとりながら、
ゆったりと楽しい気分でお過ごしくださいね。



最後に、、、
メリノスは、すべての女性には適しているジェモではありません。
女性の快適な生活をサポートするために、よりピンポイントでケアができるジェモは
たくさんありますので、正しく選んで日々の健康にお役立てください。





★アルコール入りジェモが苦手の方に、<アルコール不使用タイプ>もございます。

ランジュビオでは、
植物療法の専門家が、
お客様の体質に合わせた製品をお探しするサポートをしております

ご質問がございましたら、
メールにてお気軽にお問合せくださいね。



最後までお読み頂きありがとうございました!



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